Live Report

1999.3.26 (Fri.) at 京都磔磔

7年ぶりの京都に、まさかサニーデイのライブを見に来ることになるとは。でも行って良かったです。 記憶に残るいいライブでした。何よりも、磔磔が最高ですね。 探すのに一苦労しましたが、見つけた時の感動と、入った時の感動とで吹っ飛びました。 いつかまた絶対に行きたいと思います。ライブはくるりとの対バンだったんですが、なんと!サニーデイが先という波瀾の、予想外の展開でした。 今回はMCが多かったので、そこを中心にレポートを書こうと思います。

曽我部(以下、曽):「どうも。サニーデイ・サービスです。・・・何ヶ月ぶりですか?」
田中(以下、田):「えっと、前はいつでしたっけ?」
:「前ね、こないだ来たよね。11月。今日は、くるりの、前座で、勉強させてもらいますけども。えー、『かっらっぽの朝のブルース』という曲をやるんで、それをちょっと一曲目・・・。」

『かっらぽの朝のブルース』

最初ドラムのテンポがもたって、大丈夫か?という出だしだったんですけど、何とかもちなおし、ゆったりと。 音は小さめだけど、本当にすぐそこにいるので、生音っていうのを感じられる演奏。

:「『からっぽの朝のブルース』と言う曲でした。はい。最初ちょっとびっくりしましたね。ドッキリしましたよね。徐々に徐々に、調子が出てくるという感じで・・・。 後ね、今日ね、あれなんですよ。アコースティックな曲をいっぱいやろうと思ってて、あのー、磔磔だから、なんかそういう方がいいんじゃないかな・・・(笑)、 別に、そんないいんですけど。あのー、いろいろ考えて選曲して、みんな何が聴きたいかなぁ−と思って選曲してるんですけど、いつも。 結局、選ぶとでも自分らがやりたいやつになっちゃうね。うん。で、『花咲くころ』と言う曲が、あるので、それを聴いて下さい。」

『花咲くころ』

:「えー、『枯れ葉』という曲をやります。」

『枯れ葉』

ライブで初めて聴きました。桜が咲き出す時期なんですけど、そんなこと全然考えず、ボーっと聴き入ってしまいました。

:「どうも。そんなわけでね、あのー(笑)、あのーあれなんですよ、レコーディングずっとやってるんですよ。 で、あの、アルバム、作ってるんですけど、すごいですよ。すごい!怖いもん。自分が。自分らがね。怖い。怖いでしょ?」
:「怖い怖い。」
:「怖いでしょ。寝ないんだもん。誰も。」
:「眠い?・・・何が怖いって、眠いよ(笑)。」
:「あれねー、ずーっとやってて、昼間っから入って、昼終わるんですよね。翌日の。」
:「で、夕方始まるの。」
:「そうそうそう。」
:「昼過ぎに始まるの。」
:「結局ね、だから2時間くらいしか寝てないですよ、平均すると。それでーもうすごいもんが、また。今日はやりませんね。」
:「やりません。」
:「今日はやりませんけど・・・もうね、それが夏くらいに出るんですか?夏か秋か。あのねー、8月26日に出したいんですよ。 僕の誕生日なんですけど(笑)、あのー、俺が俺を祝うアルバム・・・。」
:「俺だけを?」
:「俺だけを。俺が俺だけを祝うアルバム。そんな(笑)感じにやろうかなぁ・・・と。そんな中やってるんですけど、『東京』と言う曲を。」

『東京』

京都で東京。この演奏は良かったです。春、桜、東京ですよね、やっぱり。

:「『東京』という曲でした。あんまりね、ライブではやったことのない曲が続きますね。 えー、音がね、ちっちゃいとあれですね、トイレとか行く音が、如実に、こう僕に、こう・・・ジュボジョボー(笑)。 えー、『96粒の涙』。」

『96粒の涙』

やっと、ライブで聴けました。もう、かなり幸せです。曽我部さんはアコギではなくエレキを持って、バッキングとソロを弾きながらで、田中さんのハモリも光っていました。

:「どうも。えーとですね、次は、えー、『カーニバルの灯』と言う曲をやります。 ・・・みなさん、京都から来られたんですか?ちょっと聞たかったから・・・どっから来たのかなぁーと。」
客:「関東!関東!」
:「関東・・・」
客:「関東地方!」
:「(笑)。関東って、広いなぁ(笑)。」

ここで一旦イントロを弾き始める・・・。

:「メンバー紹介でもしますか?えーっとですね、まず、紹介したいんですけど、ベースの田中貴君です。で、寝てませんねぇ。」
:「(笑)。本当・・・今、頭がぼーっとします。」
:「ぼーっとしますね。暑いじゃないですか、ここ。暑いでしょ?」
:「うん。」
:「暑いよねぇ・・・。じゃ、『カーニバルの灯』と言う曲を。」

『カーニバルの灯』

:「どうも。えー、それでですね、そんなことがありつつ、今日はですねー、やってきたわけですけど。 田中さん!あ、田中さんね、ベースの田中さん。で、僕の後ろにいるのがですね、丸山君です。ドラムの丸山君です。具合が相当悪いですね。ね。」
:「唯一、あの、寝てるけどね。」
:「寝てる寝てる。スタジオでね、割りと寝てるんですよ。でも一番具合が悪い(笑)。じゃ次の曲、『NOW』と言う曲を。」

『NOW』

『NOW』を歌った後、アコギのまま次の曲のバッキングを弾きだす・・・。

『若者たち』

ブルースハープの入る後奏部分では曽我部さんが口笛を吹いていました。

:「どうも。えー、じゃあ、次はですね、メンバー紹介ですね、あの(笑)、ここに、向かって右、 Stand up、Stand up・・・えー、高野勲です。この人がですねー、すごいね。」
:「benzo。」
:「benzoっていうバンドをやっててね、昨日もライブやったんですけど、スタジオにまず昼までいて、 その足で、まず家にちょこっと帰って、シャワーだけ浴びて、ライブのリハ。そのbenzoの。それでライブのリハ・・・あの、」
:「で、本番終わって、スタジオに戻ってきて、」
:「その足で今来た。ムチャクチャか。(笑)。そんな高野勲さんです。次の曲はですね、そうです、そうです、 あのー、『太陽の翼』と言う曲をやりたいんですけど、あのねー、これはねー、あれなんですよ、ロンドンにね、行ったんですよ、前に。 あのー、そん時に作った、帰りにね、飛行機に乗ってて、で、飛行機の、ほら、機内放送ってあるじゃないですか。あれも、変じゃないですか、なんか。 なんか、ドライじゃないですか、すごく。情緒がないじゃないですか。」
:「ああ、ないね、うん。」
:「あのー、ドライな感じじゃないですか。あれがね、すごいね、いつも不思議なんですよ。・・・(田中さんに向かって)タバコを吸うなよ(笑)! で、あれ、夜でもないのに、夜にしたりするんですよ、飛行機って。あの、窓閉めて下さいって。 で、僕、あのー、いつも窓際に座るんですけど、ね、窓際に座るんですよ、座るんですけど・・・、(笑)タバコを吸うなよ!ステージで。 で、窓際に座るんですけど、僕は、いつも、あの窓の外を見てるのが好きなんですよ、飛行機の。」
:「え、でも夜は真っ暗じゃん。」
:「そうそう。いや、でも、あの夜じゃないのに、夜にする場合あるんですよ。(客に)大丈夫?面白い?面白い? 何でも面白い年頃やね。饅頭転げても面白い年頃やね。で、あのー、それで、いつも見てるんですけど・・・そういうの不思議だなぁって思ってね。」
:「と言う曲?」
:「と言う曲です(笑)。で、太陽の翼って言うね、名前のツアーもこないだやったんですよ。 トラッシュ・キャン・シナトラズっていう、イギリスのね、グループと、えー、nothern brightという東京のバンドと、 サニーデイ・サービスという四国のバンド、えー、三つ巴の、すごい楽しかったです。その、えー、飛行機に乗ってる時に作った曲を。」

『太陽の翼』

すぐに、そのまま次の曲のイントロを弾き出すも、周りの準備ができてなく、一旦やめ、再び。

『海岸行き』

:「どうも。えー、ね。『海岸行き』と言う曲でした。で、まぁ、ぼちぼち次の曲で最後の曲なんですけども・・・。 だって、しょうがないですよ。対バン、対バンですよ。1時間・・・いや、え?1時間くらいやりました?もうちょいしゃべりますか?」
:「(ビールを飲みながら)今、何時?」
:「ビール飲むはタバコ吸うわ、ムチャクチャやな。ロックスターやな。顔ちょっと赤いし(笑)。」
:「(笑)。ね、眠いからね、おもろいのよ、なんだか(笑)。」
:「今日は本当に、どうも皆さんありがとうございました。 あのー、ね、くるりと京都でできて、すごく、あのー幸せってことはないですけど(笑)、楽しいです。 えー、飲み会も多分、すごいえらいことになってるんじゃないかと・・・(笑)。 ま、飲み会の話今からしてもしょうがないんですけど。いやー、ね。他に何かいい忘れたことなかった?」
高野(以下高):「なんか、イベントとか、でますよー、いろいろ。春から夏にかけて。 大阪も行く、京都も来るんじゃない?ねぇ?」
:「ああー、京都の夏祭り」
:「そうそうそう。」
:「え?違う?」
:「それ、それ。福知山?」
客:「ええーっ!」
曽・高:「めっちゃ遠い(笑)。」
:「とんでもないところにあるよな。ホントね、すごいところらしいんですよ。無料。無料?」
客:「ええーっ!」
:「(笑)。笑っていいともみたいだったね。僕は、本当、出ましたからね。口だけと言わず、本当に出ましたから。 ほら、よくミュージシャンが、ライブをやると、じゃ、最後の曲なんですけど、とかいう時、『えーっ』とかって言うじゃないですか。 で、あーなんか、いいともみたいって。知らん!出てないやん、そいつら。」
:「感じ悪いぞー(笑)。」
:「(笑)。あの、いいともって、こう、あの、かきわりあるじゃないですか、バックに。 あの後ろに、いろいろ控え室とか、あのー、出演者がいるんですよ。で、俺出た時、自分後ろで・・・」
:「そう(笑)。あの、ベニア板の後ろで、橋田壽賀子と一緒に座ってた(笑)。」
:「まぁねぇ、そういうね。しゃべりすぎだって言うの。じゃ、最後の曲聴いて下さい。」

『コーヒーと恋愛』

:「どうもありがとう!じゃ、また京都で会いましょう。サニーデイ・サービスでした。」

この後、くるりが熱いライブをして、終わってしばらくすると、 楽屋のある二階から下に降りる階段が客の後ろにあるんですけど、そこから曽我部さんが登場。

岸田(以下、岸):「すいません。誰かビール持ってきて(笑)。東京で一回ね、 サニーデイさんとやらせていただいて、うちのメンバーとサニーデイさんの、6人でセッションをするということを・・・ 今日はね・・・」
:「メンバー全員帰りました。」
:「メンバー帰りました。晴茂君も。」
:「ちょっとそこでね、車待ってって、行っちゃったんです。」
:「そうなんですか。なんで残ってんですか?(笑)」
しばらくチューニング
:「何やるんですか?」
:「じゃあですね、カバーを。」
:「カバー?ジョニー・B.グッド?ジョニー・B.グッドやりますか(笑)? よくねー、カバーとか突然やったりするけど、僕、人の曲あんまりできないんですよ。」
:「あ、じゃあサニーデイの曲やります?」
:「なにをっ?!(笑)」
:「白い恋人やりますか?」
:「できんの?」
:「なーんとなくわかるけどね。」
:「くるりの曲でいいんじゃないですか?」
:「なーんとなーく♪・・・え?くるりの曲?歌えるんですか?」
:「歌え・・・ないすね(笑)。何やったらいいんだろうね、こういう時。」
:「ビートルズ?」
:「ビートルズ。何?」
:「you say yes〜♪とか?」
:「そりゃ、難しいよ。うーん。難しいね。」
:「みなさんリクエストしてみます?」
:「なにかあります?」
:「やってほしくなかったら、もうこのまま帰ります。」
:「じゃあ、ヒット曲か何か。」
:「ヒット曲!(笑)」
:「だんご三兄弟とか(笑)」
:「(知ってるの?)」
:「俺も・・・全然(笑)(知らない)。・・・はっぴいえんどでもやってみます?」
客:「春よ来いは?」
:「春よ来い。」
客:「抱きしめたいは?」
:「抱きしめたい。」
客:「12月の雨の日!」
:「12月の雨の日。それやろうか。できる?キーは?」
:「キーは、Amで・・・・」
:「(客に)ちょっと、ちょっと待ってね(笑)。」
:「・・・で、雨あがーリーの町ーにー風がふいにーおこーるー♪」
:「るー♪はそこは?」
:「F。」
:「じゃあ、やって下さい。僕、適当なところで歌います(笑)。」
佐藤(以下、佐):「Fじゃない、Aちゃうの?」
:「ほらもう、わけわからへん。」
:「ギターはFやけど、あんた間違えてA弾いてんねん。」
:「間違ってへんてー!」

『12月の雨の日』

しばらく曽我部さんは様子を見ながらコードを追ってサビでコーラス、岸田君がメインボーカル。 岸田君の歌い方が大瀧さん入っていたような・・・。

:「こんなんでいいですか?それじゃあね。帰ろうや。岸田君、帰ろうや。」
客の歓声に、一旦置いたギターを再び抱える。
:「こんぐらいでやめておいた方がいいんですよ。暑いし。ね?」
:「めっちゃ疲れてはるしね。」
:「(あまりの客の歓声に、やや投げやり気味に、岸田君に) (笑)やりぃ!・・・何をいきます?」
:「白い恋人。・・・Eで。」
:「Eで?」
:「Dで。」
:「できる?」
:「Dだったらなんか・・・うん。」
:「ワンコーラス。」
:「ワンコーラスで。・・・D」
:「D?・・・ここほらね、ちゃんとやらないと。僕が歌い出すから、途中で入ってきて。」
:「うぃっす。」
:「じゃあ、ちょっとやってみますか。」

『白い恋人』

手探りと言う感じで、終始自信なさ気な演奏は上手かったとは言えないんですけど、セッションで「白い恋人」が聞けたというだけで満足です。

:「どうもー!さようならー!」
:「さようなら。」



※ セットリスト
1. からっぽの朝のブルース (今日を生きよう #2)
2. 花咲くころ (ここで逢いましょう #2)
3. 枯れ葉 (サニーデイ・サービス #4)
4. 東京 (東京 #1)
5. 96粒の涙 (愛と笑いの夜 #5)
6. カーニバルの灯 (24時 #9)
7. NOW (サニーデイ・サービス #3)
8. 若者たち (若者たち #10)
9. 太陽の翼 (24時 #13)
10.海岸行き (愛と笑いの夜 #10)
11.コーヒーと恋愛 (東京 #12)

曽我部さんくるりとセッション
12.12月の雨の日 (はっぴいえんど/はっぴいえんど #7)
13.白い恋人 (愛と笑いの夜 #2)


1998.10.6 at 新宿リキッドルーム 1999.6.13 at 日比谷野外音楽堂

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